世嬉の一 蔵元レストラン & ジャズ喫茶 ベイシー

岩手一関の夜。今回は食事なしプランの旅だったため、地元の味を堪能。もう、まっぷるガイドに導かれるままに(ノ∀`)
初日の夜。一関の郷土料理ったら餅料理ってのが定番らしい。だもんで何件か載っている中でも、酒の旨そうなこちらへ。

世嬉の一酒造に併設された蔵元レストラン。駅からはちょっとある。徒歩15分くらい。もう暗くなってから行ったんですが、雰囲気が良い！
東京福生の石川酒造のような感じ。金曜平日だからかレストランはガランと。席に案内されると石油ストーブを点けてくれて一息。
北国の冬、建物の中の安堵感はたまらないです。内装もキレイで、店員さんも親切で。こりゃあ特に女性は好きそうだなあ。
先ずビール。それが地ビール。この地生ビールが旨いったら。中ジョッキで650円。もしライオンだったら1200円しそうなくらい。
そんで地酒。生酒。冷で二合頼むと、竹の入れ物に入って出てきて。これまた気の利いてる。旨い。その上こちらも安い。

料理はこんな具合。はっともち膳ってセット頼んで。餅以外にも焼き魚やホヤの酢の物やこまごま色々入ってる。
はっとってのが鍋になってて。薄～いすいとんのようなのを煮て食べる。キノコたっぷりの汁に。これまた暖まるし旨いし。
思わずビールもガブガブ呑んで、あっという間に酔っ払いです。このビール気に入って、帰る日の余った時間にも再訪したほど。

ほろ酔いってよりももう少し酔っ払って、それじゃあ2軒目参りましょうって決めていたところがジャズ喫茶 ベイシー。
まっぷるに載ってるから行ってみよう。カウントベイシー好きだし～ってな軽い気持ちで行ってしまったんです。そしたらまあ。
先ず、入り口手前壁一面に貼られているポスター類に足を止める。そして二重扉の開けづらい雰囲気。威圧されるような。
でもよっぱってるから関係なし。ドアを開くと薄暗い店内。大音量が耳に飛び込んでくる。お客は2人ほど。まあ、ガラガラ。
空いてる、ちょっと隅っこの方の席に座ろうとすると、マスターらしき人からあっち座ってとの声が。おお恐ろしい。
何飲まれます？と注文取りにきたのが、お客だと思っていた女性。ハイボールっぽいの2つと。少し意外そうな顔される。
しばらくするとマスターらしき人が運んでくる。柿ピーとチョコが山盛りの皿と一緒に。その頃にはもう、圧倒的な音に引き込まれていた。

いやもう全然知らなくってね。そんなに有名な店だったなんて。音質にかけては日本一のジャズ喫茶との呼び声高いって。
普段は全く音に拘らない耳ですが、馴染んでくるにしたがって、まるで目の前で生演奏が繰り広げられているような感覚に。
レコードに収められた音。生の音。それが、ここでは録音の現場で聴いているような。最高のライブがいつでも目の前に。
特に管楽器の音。今まで聴いたことのない。びっくりしました。演奏が終わるとLPのノイズで、ああ、レコードだったんだって気付く。
あっという間に1時間ちょっと経っちゃって。柿ピー完食して席を立つ。酒類は1000円なのかな。2人で2000円。
外に出てもボーっとしてしまって。壁のポスターを眺めていると、突然電気が消え、マスターの菅原さんが出てくる。店仕舞い。
ポスター見てたこちらに気付いて、ああ、すみませんと。こちらもありがとうございましたと礼をして、店を後にした。

結局、注文取りにきた女性は誰だったんだろうとか、こんなとこだったらコーヒー飲みたかったなとか心残りもありますが。
それはまた次回のお楽しみに。一関に、いや岩手、東北に行く機会があったらまた是非立ち寄りたい。非常に特別な体験でした。

コメント 3

ジャズを聴き・・おいしい郷土料理・・地方ならではを楽しんでいるようですね。。

by タンポポちゃん (2008-11-29 07:32) 

どこに旅行に行っても、それぞれ違いがあっていつも楽しいです♪
一関も全然知らなかったんですが(ノ∀`)
今ではまた行きたいな～なんて思ってしまいます。
by ナシウタ (2008-11-30 18:45) 

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